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スーパープレゼンテーション考察 ~食物連鎖が魚を救う~



 今回のテーマ動画

 Dan Barber:How I fell in love with a fish

 (直訳:僕は魚に恋をした)

 動画リンク(日本語字幕付き)

 
 さて、

 今回からタイトルの方を大きく変えさせていただきました。

 紹介動画タイトルの直訳をいつもそのまま記事のタイトルにしていたのですが、

 英語のタイトルを日本語に直訳するとなんだか味気ないと、今更ながら気づきました。

 しかも何が言いたいのかもわからない。

 今回の動画なんて、『僕は魚にをした』ですよ?

 『僕は魚にズキュゥゥゥンした』ぐらいが日本語的にもインパクトがあります(大きな誤解を呼びそうですが)。

 ズキュゥゥゥン

 タイトルも、どう読み取っても恋物語にしか見えず、とても食糧問題にかかわってくるようには思えない。

 動画配信者(TED)の方ではちゃんと考えて作ったタイトルだとは思うのですが、

 ちゃんと動画の真意(重要な部分)を読み取っていただくために、結論を示すようなタイトルにしました。

 後半の方が大事なのに、恋についてうんうん考えられても困りますしね。

 そんなわけで今後もよろしくお願いします。

 
 

 では本題。

 今回のテーマは、「魚」を通じた「食糧問題」です。

 魚を中心に話しているのは、今回のプレゼン者・ダン・ハーバー氏がシェフであり、魚好きだからでしょう。

 学者の話す食糧問題とは違って、ちょっと個性が出ている感じ?

 

 1950年代から最近の約50年間。

 人間はたくさんの魚を乱獲してきました。

 マグロ・サケ・カジキなどなど……世界で魚が食べられている裏で、これらをはじめとするたくさんの魚が殺されています。

 乱獲によって、約90%の大型魚は死滅。

 あんまり話題にされていませんが、残りの魚も絶滅の危機に瀕しているとのこと。


 故に、現在の漁業は主に「養殖」をおこなっています。自然にいる魚がだめなら自分で作った魚を獲ればいい、と。
 
 ただ、養殖にもいろいろデメリットが。

 まず、高密度飼育(糞の密集)・魚の健康のためにする化学物質などによる海の汚染。

 餌の魚(養う魚の15倍の量!!)もまかなければならないし、当然餌代もかかる。

 獲る漁業に比べると明らかに効率が悪く、質も悪い。

 環境・資金・質……いろいろな事に気を使う必要があります。

 海
 
 そんな中、ダン氏はとある養魚場を訪問。

 その養殖場は沖の方にあり、環境への影響が少ない。

 しかも、餌の量もかなり低く済み(養う魚の2.5倍で済む!!)、効率は業界トップ。


ダン「そんなに少なく済むって……一体どんな餌なんだい?ドン」

ドン「環境に優しいタンパク質さ。蛋白質って読むんだぜ」※タンパク質は基本、水質に影響を与える

ダン「へ~そうなのか~『蛋白質』は作者もつい最近までしらんかったわ」 

 ―会話終了後―

ダン(…………)



ダン「環境に優しいタンパク質ってなに!?」


 後日その成分を聞いてみると、「ニワトリの皮や羽などを乾かして加工した餌(チキンペレット)」がはいっているとのこと。

 しかも、その量は全体の30%。

 魚にチキンを与えるのは環境に優しいのか!?

 でもまぁ魚が魚を食べるのって実は共食いになるしなぁ……(笑)

 
 その事実を知って、彼は愕然。

 純粋な魚だと思っていたのに、実は3分の1が鳥でできているなんて。

 ピュアな彼女だと思ったのに実は結構ヤる人だった……的な。

 そして、資本主義・効率主義を詰め込んだようなその養魚場の魚に失望。

 味・歯ごたえ・肉付きの良いその魚に、彼は恋をしていたのですが……。

 事実を知った瞬間に露と消えてしまいました。

 ハート 割れる

 


 彼の「魚への恋」はもう一つあるのですが、それは南スペインでの出会い。

 食べた瞬間、もうひとめぼれ。

 店を紹介した彼の友人を「キューピット」とまで呼ぶ始末。


 その魚の養魚場は、110㎢と超巨大の湿地。

 あたり一面はあふれた水路と自然豊かな緑地。

 エビ・ウナギ・ボラなど、多種類の魚が生息。

 ダン氏も、「こんなすごい養魚場は見たことがない」と絶賛。

 
 養魚場を作る中心となったのは、ミゲルという名の生物学者。

 魚ではなく、主に生物の関係性について専門とする人です。

ダン「こんなに素晴らしい魚だが、餌はなんだい?どのくらい必要なんだい?」

ミゲル「ないよ。

ダン「……は?」

ミゲル「自然が豊かだから生態系も豊か。生態系が豊かだから皆そこにあるものを食べる」

ミゲル「そして排泄物などを通して生態系は循環・自己再生する」

ミゲル「プランクトンが魚に食べられ、魚の排泄物をプランクトンが食べる……これの循環さ」

ミゲル「だから、餌は全く要らない

ダン「な、なんだって――――!!??」

 なんだって!!

 餌の要らない養魚場は前代未聞。

 そして、前代未聞なことがもう一つ。

 なんとこの養魚場、「天敵である鳥に魚が食われたら成功b」
 

 ……天敵に食べられたら成功?

ダン「魚……食べられちゃってるけど……?」

ミゲル「その通りさ!」

ミゲル「鳥たちは全体の20%の魚しか食べていかないから絶滅の危険はない」

ミゲル「野鳥保護にもなるし、一石二鳥。鳥だけに」

ダン「効率的じゃないんじゃ……」

ミゲル「効率よりも、生態ネットワークが問題なのさ」

 ネットワーク

 また、世界調査によると、その養魚場に流れてくる水は決してきれいではない。

 農薬・化学物質が混じっている。

 なのに生物がたくさん住んでいるってことは……?


 まとめると、

・餌は要らない
・成功の基準は天敵が繁栄しているかどうか
・野鳥保護区でもある
・浄水場でもある


 なんというか……ビオトープって感じ?

 ビオトープとは「たくさんの生物がすみやすい環境」のことを言うんですが、

 それとほぼ同じ。


 生物……地球って偉大なもので、ちゃんと自己再生するシステムとしてできてるんですよ。

 プランクトンは魚に食べられるし、魚は鳥に食べられる。

 でも全滅はしない。

 ちゃんと種として生き残れるようにお互い配慮(本能的?)ができる。

 だから、人間が放っておいても全く問題がない。

 むしろ人間が介入することで絶滅の危機になっている。

 

 支配

 食糧問題とは何か?

 それは供給の減少ではなく、資源の枯渇
 
 土地の問題で、水の問題で、森林の問題で、海の生態系の問題。

 自然環境を再生すれば、食糧問題は解決する。

 そのために、破壊ではなく自然の再生をする生産者が今後必要なのです。



 最近、非効率的な部分を含んだ農業・食物企業が注目を浴びています。

 非効率な分コストは少し高いのですが、効率主義のものよりはるかに質が高い。

 そして、多くの人が量より質を好み始めている。

 非効率・上質な企業の方が最終的に大きな利益を生む……のかもしれません。





 Thank you.






 
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 2016年9/14再開 リンクフリーです。
 初心者でもわかりやすいよう紹介を心がけるメイプルストーリーのブログ。

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