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スーパープレゼンテーション考察 ~ネットと行動力が作るすい臓がんの検査法~




 今回のテーマ動画

 Jack Andraka:A promising test for pancreatic cancer ... from a teenager

 直訳:『将来性のあるすい臓がん検査法…10代の少年が生み出す』


 動画リンク(日本語字幕付き)

 


 今回のテーマは、「がん」「ネット」

 
 がん……現代医療も格段に発達していますが、いまだ解明できない病気の一つであります。

 発生原因については喫煙や食物や遺伝子の変異などいろいろな説が出ていますが、いまだ断言はできません。

 完治する方法もいまだ不明のものが多く、たくさんの謎を秘めている病気。

 そして、日本人の死因の3割を占めている病気でもあります。

 他の病気が治せるようになっただけにがんでの死亡が際立っており、今後さらに注目を浴びていくと予想されています。

 
 
 がんは部位別にいろいろ名前がついていますが、今回のテーマとなるがんは「すい臓がん」。

 あんまり知りませんでしたが、がんの中では5番目に良く知られるがんだとか。(1番有名なのは肺がん)

 生存率も低いことから「がんの王様」と呼ばれています。

 その生存率は、なんと2%。

 すい臓がんにかかった人の98%は死ぬわけですよね……これ。おぞましすぎる。

 なぜ生存率が低いのかというと、それは早期発見の難しさにあります。

 検査にはかなりの時間と費用が掛かり、検査しても見落とす可能性がある。

 がんがあるかもしれない…というレベルの人にはできない検査なのです。早期発見するためのものにもかかわらず。

 

 安くてすぐに簡単にでき、かつ検出できる確率も高い検査方法を出さなければならない。

 今回のプレゼン者・ジャック・アンドレイカはそう考えました。

 彼の叔父も、すい臓がんにかかって亡くなった1人。少しでも自分のような思いをする人が減るように…そんな気持ちで始めた研究。

 当時、当然ながらすい臓がんの知識を彼は持っていません。

 そこで使ったのが、みんなおなじみ「グーグル」と「ウィキペディア」。

 私もこの考察の時にチョコチョコお世話になっている代物でございます(笑)

 ウィキペディア
 
 彼はそれらのネットワークを使い、

 「すい臓がん患者にのみあるタンパク質が存在する」

 という情報を手に入れた。
 
 その中に「がんの早期段階で出てくるタンパク質」があれば、早期発見に役立つ。

 早期段階で出てくるタンパク質を見つける検査をすればいいわけですからね。

 そう思って彼は、8000種類ものタンパク質を1つずつ調べていき、4000近く調べたころに見つけました。

 見つけたタンパク質の名前は、「メソテリン」

 我らがウィキペディアには残念ながら載っていませんが、グーグルによるとやはりがん細胞の表面上にあるタンパク質とのこと。

 がんとの関連性も認められています。

 
 彼が次に考えたのは、そのメソテリンを検出する方法。

 彼は、とあることから「カーボンナノチューブと抗体を組み合わせる方法」を思いつきます。

 抗体っていうのは、特定のたんぱく質に対して反応する物質です。

 タンパク質Aならこの抗体が反応する……Bならこの抗体、Cならあの抗体、DならD用に抗体を交代させる…みたいな。

 カーボンナノチューブは、抗体の反応に対して電気的特性(電気とかが流れるのでしょう)を持つから、メソテリンの数量特定に使える。

 ただ、カーボンナノチューブ単体ではもろいので、紙にしみこませて検査紙として使用。

 その検査紙に血液を付ける。

 紙にしみこませたカーボンナノチューブ&メソテリン抗体ががんの検査をするのです。

 酸性アルカリ性を判別するリトマス試験紙、あれを想像してもらうとわかりやすいと思います。

 まぁちょっと違いますが。


 最後に「実行」。

 どんなに素晴らしい研究結果も、実行に移されなければ意味がない。

 彼が思いついたすい臓がん試験紙を作るためには、専門的な研究所が必要でした。

 そこで彼は、200の大学や研究所の教授たちにメールで依頼。

 色々と周りからの妨害を乗り越えたり試行錯誤を繰り返しつつ、彼の考えた試験紙は完成。

 試験紙によって、検査の早さ・費用・検出成功率は劇的にアップ。

 庶民でも気軽に受けられるようなものになりました。 

 彼曰く、もしかしたら抗体の種類を変えることで他のがんやその他病気を検出することもできるかもしれない、とのこと。

 今後のがん治療は劇的に改善されるかもしれませんね。

 ネットワーク

 
 
 まぁね。

 彼の研究結果ももちろんすごい。

 でも、何が一番すごいかっていうとやっぱり行動力ですよ。

 彼の叔父が死んだ、ということからすい臓がんを調べる。

 タンパク質が関係あるとわかったら、そのタンパク質を調べる。8000種類もあるのに。

 そして、調べた結果を200もの大学や研究所に送っているわけです。

 行動のエネルギーは多大なものでしょう。

 そのプレッシャーは計り知れないものでしょう。


 叔父の死をただ単に悲しむだけだったら……

 彼がタンパク質8000種類もあると知って挫折してたら……

 研究結果を出すのにまごついていたら……
 
 彼の行動力…精神がもう少し弱かったら、素晴らしきすい臓がん検査紙は作られなかった。

 研究結果のすごさに目がいきがちですが、私としてはプレッシャーを恐れない彼の行動力に敬意を示したい。

 

 あとは、ネットの素晴らしさを改めて感じましたね。

 ジャック氏がすい臓がん検査紙を出すには「調査(研究)」と「実行」の2つがあるわけですが、

 両方ともネットワークが強く関わっている。

 グーグルでの調査、メールを送ったことでできた実行。

 これもまたネットワークがなければ実行できなかったこと。

 彼の偉業もまた、ネットワークが生み出した幸運の1つなのかもしれませんね。


 

 

 今ネットを使って何かしている人は、彼の偉業を励みにより一層頑張っていただきたい。






 Thank you.



 

 
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 2016年9/14再開 リンクフリーです。
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