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スーパープレゼンテーション考察 ~自律ロボットは平和を生むか、戦争を生むか~



 今回のテーマ動画

 Daniel Suarez:The kill decision shouldn't belong to a robot

 直訳:『殺しの判断をロボットの機能に入れるべきではない』

 動画リンク(日本語字幕付き)



 

 さて、

 今回のテーマは、「ロボット」そして「戦争」。 

 兵器

 世界全体を動かした戦争としてまず挙げられるのは、第1次・第2次世界大戦。

 産業革命によって飛躍的に進化した技術・知識がふんだんに使われた兵器がとめどなく開発され、多くの人々に多大な影響を与えるものとなりました。

 そして、今後の世界戦争は恐ろしいものになると予想させた核兵器。

 相対性理論で有名なアインシュタイン曰く、

 「第3次世界大戦は私もどの様になるかわからない。しかし、第4次世界大戦は石を投げ合うような戦いになるだろう」

 それはつまり……第3次世界大戦で人類の積み上げた技術・知識・文化は全て壊されてしまうという可能性を挙げているのです。


 
 
 では本題と行きましょう。

 今回のプレゼン者であるSF作家・ダニエル・スアレース氏は、近年いろんな国で作られつつある「自律兵器」について警告を出しました。


 「自律兵器」とは、人間の指示を仰ぐことなくプログラム…ロボット自身の判断で行動ができる兵器のこと。

 進む先に障害物があったら曲がる……動くものがカメラの中に入ったらズームする……

 そういう行動を自ら判断して行うのです。

 自律兵器にとってこの「判断」が問題になります。常識ともいえるかもしれません。

 一般的な人間の常識として、人間が人間を殺してはいけません。

 なぜ?とか理屈とかそういうものではなく、人間…動物としての本能が同族殺しをしてはいけないと脳に常識として刷り込まれています。

 しかし、ロボットの判断は人間が作ります。

 もしも自律ロボットの判断ブログラムに「人間を殺せ」と書き込めば……そのロボットは殺人兵器へと変わってしまうのです。



 
 この「自律兵器」が軍事目的・戦争に使われるようになるとどうなるでしょう?

 戦争に使われるのはロボットとなり、人間の兵士は必要なくなる。

 ロボット同士の戦いなら人間の死者は出ないですんでオッケーじゃないの?とも思いますが、事実はそう良い方向には進みません。

 ロボットが兵士になるということは、ロボットを持っているたった1人の人間が国家に戦争を挑めるということ。

 つまり、「ロボット」という名の権力が一部に集中してしまうのです。

 権力が集中することは、今現在ある民主主義が崩壊するということでもあります。

 
 例えば、Jという国家があるとします。

 そこの国王はロボットを10万台持っている、とする。

 では、Jの国民1万人が反乱を起こそうとしたらどうなるでしょう?

 相手は1人。反乱軍は1万人。どう考えたって反乱軍が勝つに決まっている。

 日本だってアメリカだって中国だって、10分の1の国民が動けば政府を倒すことができる。

 でもJ国では違う。

 国王の持っているロボット2万台くらいであっさりと反乱は鎮圧されてしまうでしょう。

 いや…ロボットの性能は優秀ですからね。100台くらいで1万人を鎮圧するかもしれない。

 すなわち、「ロボット10万台」を持っているがゆえに権力のバランスが大きく崩れてしまうのです。

 まさに独裁政治と言っていいでしょう。

 支配


 じゃあ、良心ある国家が良いことのためにロボットを使えば安心、というわけでもない。

 私たちの周りを見ればわかる通り、インターネット・SNS・ツイッターなどデータがあふれかえっています。

 そして、ネット上に情報(文章・画像・音楽など)を出した瞬間に、その情報は誰かに盗まれる可能性があるのです。

 ツイッターの情報・ラインの情報・パスワード・IDその他諸々が流出している現状からも分かるはず。
 
 自律ロボットを作る技術も同じこと。

 データがとめどなく流出する現代で、自律ロボット製作の技術が盗まれない保証などどこにもない。

 さらに、ロボットの製作は核兵器や生物兵器に比べて非常に簡単。

 原料は身の回りにあるものをバラバラにして集めればいいし、技術はネットから集まる。

 もしも技術が軍事を主とする国家に盗まれたら……やはり先ほどのような独裁政治のような展開になってしまう。

 


 また、ロボット兵器は国際的な部分でも影響を与えます。

 ロボット兵器を使えば、遠くにいるところから暗殺をすることが可能になる。

 ということは、改革を嫌う人間が改革派のリーダーを暗殺…なんてのも考えられる。

 この暗殺は、ハイテク国を対象にすればするほど簡単になります。

 ハイテク国の人間はいろんなものをデータ化しており、いろんな人とつながっている。

 なんらかのリーダーというのはもちろん多くの人とつながっているというわけだから、データの相関図さえ入手してしまえばリーダーの特定が簡単になってしまう。

 しかもGPS機能がリーダーの携帯とかについていたら、場所まで特定できてしまう。さらに簡単。

 ロボット兵器を使えば、そういう要人・リーダーなどの暗殺が簡単になり、暗に民衆の言論や政治活動の自由までも奪ってしまうのです。

 これもまた民主主義の崩壊と言っていいでしょう。

 ネットワーク
 

 しかしまぁ、ちょっとこんなところでゲームの話を出すのもあれなんですけども、

 この自律ロボットのはびこる世界って何気に「ロックマンエグゼ」に似てません?

 ロックマンエグゼ

 私も小学生の頃ロックマンエグゼ3とかを中心に遊んでいましたが、どうも世界観が似ている。

 ロックマンエグゼの世界もナビという半自律型システムがあって、そのナビを使った犯罪組織もある。

 んでもって、その犯罪組織の構成員は10人にも満たないと言うね。

 完全自律ではありませんが、犯罪としての使い方は似ている。


 


 
 何はともあれ、今後危険になるかもしれない自律ロボット。

 ダニエル氏は自律ロボットの悪用を阻止するため、ロボットのナンバー化を訴えます。

 GPSみたいにアプリでロボットの位置情報を把握できるようにするのも有効と言います。

 それと、悪いロボットがいたらつかまえる「警察ロボット」も重要。

 目には目を、歯には歯を、ロボットにはロボットを。

 とにかく、ロボットを人間の目から離さないようにするのが重要。



 破壊を生み出す可能性のある自律ロボットは、一方で災害救助・物流・環境観測など良い面もたくさんある。

 結局は作る・使う人間側の問題。

 自動車も、正しく使えば人間が遠くへ行けるようになるし、間違って使えば人を殺める道具となる。

 思えば今の世界には、使い方によって意味が大きく変わる物というのが多い。

 自律ロボットもその1つ。

 技術の悪用うんぬんよりも、悪用する人間の倫理観を更生することが問題かもしれませんね。








 Thank you.








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 2016年9/14再開 リンクフリーです。
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