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スーパープレゼンテーション考察 ~新興国の成長のあり方とは?~


 今回のテーマ動画

 Dambisa Moyo:Is China the new idol for emerging economies?

 訳:『中国は新興経済国にとっての新しいアイドルなのか?』


 動画リンク



 さて、

 今回のテーマは「中国」と「資本主義」。

 資本主義といえば、1800年代から始まり急激に広がっていった考えです。

 欧米、アメリカ、日本、中国……今やほとんどの国は資本主義の方法をとっているといっていいでしょう。

 資本主義は正確には2つに分かれるのですが、欧米やアメリカがとるのはその中の一つである「民間資本主義」。

 民間資本主義……というか、市場資本主義ですね。グーグルでは民間資本主義と調べても出てきませんでした。

 市場資本主義の経済効果は絶大でした。アメリカは100年間の資本主義で所得を30倍にし、いろいろなものを発明しました。

 なぜ市場資本主義が良いのかというと、競争が激しいからなんでしょうね。自分たちがいいものを作らなければ相手にもうけを持っていかれてしまう。その思いが双方の質を高めていくわけです。

 さらに市場…売るものの種類や買わせる人の層も広げていくのだから、だんだんと仕事の量が増えていき多くの雇用を生みます。それによって多くの人が貧困から抜けられたといいます。

 それからは自由民主主義が一気に発達。市場資本主義と自由民主主義は欧米諸国の基本となり、市場資本主義をとることはすなわち自由民主主義を望むかのような意味になりました。

 

 しかし、全ての国が市場資本主義をとっているわけではありません。

 その国の一つが、中国。

 中国は「国家資本主義」という方法をとっています。
 
 国家資本主義とは、Wikipedia曰く『国家が資本主義に介入し管理するもの(修正資本主義)、国家が資本主義を推進するもの(開発独裁など)などを指す』とされています。

 市場資本主義は民間会社が中心になっていたのですが、国家資本主義は文字通り国家が中心となっています。

 別に市場資本主義と違うからと言って悪いわけではありません。

 むしろいいところのほうが多い。

 国家資本主義ならば、国家1つが動かす分大がかりな事業を行いやすい。民間企業が集まらないとできない時間的デメリットも、国家がするなら少なくて済むでしょう。

 すなわち、経済成長を素早くさせたいならもってこいの方法。

 もちろんデメリットもあって、国家がいろいろと決めるため人々はいろいろな規則を作られて自由を奪われてしまいます。

 個人の自由よりも経済成長をとるというわけです。


 で、問題は「新興国はどちらの資本主義をとりたがるのか」。

 普通に考えれば、今まで成功し成長し続けてきた先進国の手段を取りたくなるものですが、事実は違います。

 今回のプレゼン者であるダンビサ・モヨ氏は、中国側のしている「国家資本主義」をとりたがると話します。

 なぜ、まだ発展途上にあるかもしれない中国の方法をとるのか?

 そうではありません。

 発展途上国の状態からここまでうまく経済成長してきた中国の方法だからこそ、新興国は支持するのです。

 新興国と先進国の経済・政治状態は全く違います。

 ある新興国では、その日の食糧を得ることさえ難しく、安定した生活を得られない。

 新興国の人々が一番に望むのは、彼らの生活を豊かにする食糧や住宅…すなわち経済成長です。それ以上の細かい政治を求めることはありません。

 対して先進国のほうはどうでしょう。

 もうすでに食糧は豊かで大体の人が安定した生活を送っている。

 『衣食足りて礼節を知る』ということわざの通り、先進国の人々は国の在り方や物事の自由を求め始めます。

 経済成長も重要視はするでしょうが、自由の話に比べてそれほど大きな関心はないでしょう。(不景気の場合は別ですが)

 
 ということで、

 新興国は経済成長を第一に求める。

 先進国は自由を第一に求める。

 そして、市場資本主義は自由をより強めるもので、国家資本主義は経済成長をより強めるもの。

 こういわれれば、新興国が国家資本主義を求めるのは明白。

 新興国のニーズにぴったり合っているから国家資本主義を求めるのです。 

 そして、国家資本主義で急速な経済成長を実現させた実績があるから、新興国は中国を注目するのです。


 
 新興国が国家資本主義を望むようになったということは、今後「市場資本主義の国」と「国家資本主義の国」に分かれることが予想されます。

 いったいどうなるのでしょう?

 ダンビサ氏は、国家資本主義のデメリットを中心に話します。

 すなわち、国家資本主義は経済成長を促すだけならばよい効果をもたらすが、経済や生活水準が安定したころになると政府の弾圧がだんだんと強く感じられるようになる。

 今までは生きるのに精いっぱいだったのが、個人の自由や政治的権利を人々が考え出すようになるのです。

 そうすると、今まで今まで人々の自由はこんなにも制限されていたのかと分かる。

 例えば、「夜9時以降に外出してはいけない」というルールがあったとしましょう。

 毎日忙しい生活を送っていて疲れた状態ならば、毎日疲れて8時くらいに寝てしまうためルールはないも同然の状態です、

 しかし、仕事が楽になって9時以降も起きていられるエネルギーがあるならば?

 外出したいのにできない、そんな不自由さを感じるはずです。
 
 これこそが、「豊かであるがゆえに感じる不自由さ」。
 
 つまり、もっともよい国の成長のさせ方とは、最初国家資本主義をとり、生活水準がそれなりになったのちに市場資本主義や自由民主主義に移すこと。

 
 ダンビサ氏は、欧米にできることは経済成長した先進国を自由民主主義へと導いてあげることだと言います。

 いったん国の方針を決めてしまうと、変えてしまうのはとてつもなく困難です。

 戦争をしない方針にしてもする方針にしても、今日本で結構集団的自衛権が話題になっていることから、その難しさがわかると思います。
 
 導いてあげるというよりは、新興国の人々に考えるきっかけを与えるという感じですね。

 先進国は先を行くものとして後を行くものにそれを教えてあげようと。


 でもそれって結構傲慢じゃない?

 プレゼン内でも「協力」という表現をしているものの、実際は生徒に教える先生のような雰囲気。

 心配しなくても新興国の人々って賢いと思いますよ。少なくとも政治に無関心な人が多い日本よりはね。

 だって、新興国の人々だって政府に対して暴動やらデモやらを起こしているわけでしょ?

 その人たちは、政府を変えて自分たちの自由を実現させたいと思っているはずです。

 最近は中国関連の話しかニュースに出ないので今もデモが起こっているかはわかりませんが、いろんなところでデモが起こっていたのは確か。

 しかも噂によるとツイッターとかフェイスブックでデモの志願者を募集したとかなんとか?

 たくましく生きているよねぇ。

 
 日本も、デモは起こさなくとも少しは政治への関心があったらいいのにねぇ。

 「若者の政治離れ」とかあまり言われたくないんですよ。

 豊かになるのも、平和ボケする分考えものです。




 Thank you.
 
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 2016年9/14再開 リンクフリーです。
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